espliaのちょっとだけ時代遅れ。

生むは雑感、生きるは過去、ちょっと遅れた感想中心ブログ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
*
スポンサー広告 ○ Trackback:- ● Comment:-○

年末のご挨拶【2011】




昨年とは違い、本は読みかけ、漫画は中断、戸棚のみかんが腐ってる、などなど忙しさに感けてあまりスッキリとした新年は迎えられそうにありません。


個人的にはテレビ番組のつまらなさ、御節、お餅嫌いもあって正月はさほど際立って祝いたい行事でもありませんが、こうして深刻な体調不良に陥ることも無く年明けを味わえる幸運には感謝、感謝。


ブログに関しては、きっちり一週間一記事更新を遵守できましたが、年始から比べると随分記事数が減ってきてしまっているので、来年からはもうちょっと気合を入れたいと思います。

生暖かく、ほんのり失望しつつ、暇つぶしにでも読んでやってください。感想記事もようやく100を越え、感銘深いです。


目標を達成できたのは去年から比べ、数多くのブロ友さんが出来たことでコメントを戴ける喜びを味わえたことが、モチベーションに繋がったことは間違ありません、この場を借りて、友人、ブロ友様方全員に感謝を。



一年の間本当にお世話になりました。ありがとうございます!



これからも1月で最低4作。1年で最低48作。漫画、ノベル、ゲームなどなど、様々な人々が作り上げた作品という名の「世界」というものについて拙いながらも紹介させていく所存です。

来年も名の通り「時代遅れ」の雑感記事にお付き合いいただければ幸いです。




それでは皆様、健やかなる迎春を。




大震災の影響で年賀状に「おめでとう」を抜こう、という試みをしているお方もいるそうですが、あの不幸を乗り越え、新年を迎えられた感謝はあっても良いと思いますので、来年の記事には大きく「あけましておめでとう」を綴りたいですね。








一年間の読了、お疲れ様でした。
スポンサーサイト
*

神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック、雑感







償い時ってものがあるんだ。

そいつを逃しちまうとな、――待ってるのは永遠の後悔だ。






GA文庫さん刊行、大迫純一著【神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック】についての雑感を今回は綴っていきます。

espliaのあらすじ

希代の神曲楽士が殺害された。
現場は密室。必然的に疑われたのは「ニウレキナ」と呼ばれる被害者の契約精霊であった。

しかし、彼女の態度から無実を察知した二人の刑事「マティア」と「マナガ」は、事件の真相を探るべく奔走することとなる。


読み終わった感想は「シリーズ派生作品でありながらも取っ付きやすく、犯人を追い求めていくギミックだけでも楽しめた作品」といったところでしょうか。



本作は神曲奏界ポリフォニカの派生作品であり、「一見さんお断り!固有名詞オンパレード!」、といった印象が(個人的には)強かったため、なかなかの手の出せなかったのですが、実際に読んでみてそれが錯覚であったことに深く感銘を覚えました。


そもそも『神曲奏界ポリフォニカ』シリーズは、

神曲奏界ポリフォニカ「ウェイワード・クリムゾン」、雑感 」(クリックで記事へ)
神曲奏界ポリフォニカ「ロマンティック・クリムゾン」、雑感 」(クリックで記事へ)

と二作品読ませていただきましたが、良くも悪くも精巧に作られた世界観は、それを熟知しない人間にとっては理解に難しく。既に仲良くなった仲間たちの人間模様にはどこかついて行けず。

音楽を武器として戦い合わせる構造は想像すらできない、とやや「置いてけぼり感」を否定できる作品ではなかったため、人間ドラマとある種切り離され、展開で読ませるミステリー要素との融和は、「刑事が殺人事件を扱う」という想像できうる現実的要素が混ざったことで、ファンタジックな世界観特有の臭みを消す、良き中和剤として機能したことを強く印象づけられました。


一冊で起承転結がしっかりと描かれ、「真相は二巻で」ということもないので区切りが良く、軽微とはいえ予備知識を持って読んだため断言はできかねますが、派生作品でありながらりシリーズに造詣のない人でも単品で楽しめる稀有な一冊と言えるでしょう。



肝心の内容については、土台はともかくとしてミステリー作品としての側面が強く、「現場の検証」、「殺害時刻の特定」、「検死」、「被疑者の取り調べ」などの王道をきっちりと踏襲しつつ、犯人を先に明かす「倒叙ミステリー」の形態をとることで、緻密なトリックやライトノベルらしいさを失わない人間ドラマにも焦点を強める意識が見られ、全体的に魅せ方がうまい。

犯人にいたるまでのネチネチとした取り調べシーンの好き嫌いはさておき、「密室」やら「見つからない銃弾」という単語に目を輝かせる人が楽しめることはもちろん、ミステリーにさほど思い入れのない人にもいわゆる「キャラ萌え」や事件をめぐる人間ドラマが過不足なく詰まっているので、ライトノベル嗜好を持っているならば比較的万人が楽しめる作品といえるかもしれません。



本編『神曲奏界ポリフォニカ』ほどのド派手なバトルはありませんが、それがゆえにノベル向きではない「音」についての言及が少なく、場面が想像し難いシーンというのがほんとどなかった点が個人的にはうれしいところでした。通称名が「黒のポリフォニカ」というだけあって、渋さや人間の暗部を巡る「苦い」展開を好む人には落ち着く作風といえるでしょう。


後半には読者の認識を逆手にとった壮大な仕掛けも用意されており、筆者の野心が垣間見えるのも意欲が見え、素晴らしいですね。



キャラクターに関しては、上記した後半の仕掛けのためか、主人公である「マティア」「マナガ」両名の過去の掘り下げの少なさが気になりますが、メインは個人的な思惑でなく「職業:刑事として動きそのものであって、私的にはあまり気にはなりませんでした。

事件をめぐる「犯人」の思惑や、刑事コンビの「現在」の心情は過不足ないので、キャラクターの過去を掘り下げるのはあくまで続き物として俯瞰した場合にのみ、以降続く続刊で明かされれば満足、といった具合でしょうか。


探偵とは違い、様々な実験や聞き込みを念入りで繰り返し、その上数日という時間を掛けて結論を出す刑事との差別化がそこはかとなく現実味があり、試行錯誤の過程に数多の考え違いが入るのもご愛嬌。


唯一、巧妙なトリックのわりに一人だけ人間ドラマからはじき出された「犯人」については同情含めてもう少し格好良い悪役を演じさせて欲しかった、というのが本音です。

因果応報という言葉で片付けられのは仕方が無いとはいえ、さすがにこの精神的な袋叩きは哀れみを誘われます。悪役は悪役としてはもう少しだけ犯行動機に遠大な脚色を加えても良かったかもしれませんね。





当初の印象が悪かったせいもあって、久しぶりに読むペースが変わらなかった作品となりました。


気になった方は上記に留意しつつ、購入を検討していただければ幸いです。















読了お疲れ様でした。





※追記

さほど重点的に知るべきものではありませんが、世界観に関しては、以前の感想を参考にしてください。
*

ファンダ・メンダ・マウス、雑感

huxanndamenndamausu-01.jpg







おれはお前を許すよ。
おれは怒っちゃいない。

いろいろ傷ついて、いろいろ取り返しがつかないけど、おれはお前を許す。







このライトノベルがすごい!文庫さん刊行、大間九郎著『ファンダ・メンダ・マウス』についての雑感を今回は綴っていきます。

espliaのあらすじ

横浜の倉庫で警備システム『ヴォルグ2000』管理をしている通称『マウス』は、学生時代に貸しを作った男の嘆願を契機に一人の少女を預かることになった。

しかし父親を殺された少女が願ったのは復讐でも庇護でもなく、「嫁に貰ってほしい」という奇妙なものであった。


読み終わった感想は「特徴的な文体に目が行きがちだが、中身はさほど奇抜でなく、ある種堅実な作品」といったところでしょうか。



まず本作を語るに置いて恐らく100人が100人の目が行く特長的な文体。

これについては、読み始めた頃合に来襲する、一種「勘違いした個性」の臭いに辟易する予測が立てられます。が、一度深く中身を覗けば、物語そのものが奇抜に傾向しているわけでもなく、特段読みにくさを感じる部分もないため、採用の良し悪しはさておき「慣れるもの」であることは間違いなさそうです。


作者曰く、文章の書きかたを熟知していなかったということであり、また選考者が作品の雰囲気に併せているのでは、と勘ぐることもあって、この点を毛嫌いを理由に閲覧を拒否するのはややもったいない印象です。


主人公である「マウス」が作中で詳細を語られるよう、やや偏った宗教観をもっているため、理路整然とした口調や心情が似合わないこともあって、この奇抜な作風はなるべくしてなったように個人的には感じました。



内容については上記にあるように、奇抜さとは大分離れた堅実な運びが見られ、物語の動きで読者を翻弄しつつ主人公を持ち上げていく展開は『乃木坂春香の秘密』他ライトノベルらしい構成に近いです。

ただ、ある種の必然として「意味も無くモテる」というわけではなく、人望を集める理由が「行動」として多く描かれるため説得力があり。また(表面的には)少女にのみ助力するく、いわゆる「フェミニスト」でもないため、倦厭されがちな主人公の役柄としては嫌味の無い地位を確立しているように見えました。



一方、用意された陰謀、横浜を牛耳る二つの勢力、世界最高峰の警備システムなどなどの問題が、結果的には主人公の「株を上げるためだけの土台」としての用意された印象が拭えず、中途までの主目的たる「犯人探し」に深い意味があったのか、という疑問をさすがに禁じ得ません。


「犯人」の思惑によって、少なくとも何人もの人間が不幸(死、または強姦)な境遇になっていることに対する影響についての言及も薄く、「主人公が許したので全て解決!」、というのは作風以前にあってはならない暴挙にさえ感じられます。

因果応報の徹底、とまでは言いませんが、せめて犯した過ちに対する目に見えるリスクというものがなければ、結末の後味が悪くなるばかりなのではないでしょうか。



キャラクターに関しては、「マウス」のネジ一本分緩んだ思想や行動に、それなりの理解が得られれば、主人公としての魅力があるため、物語には問題なく入り込めるでしょう。
序盤ではどうにも「ちぐはぐ」に見える行動に、きちんとした「そうなった経緯」が語られるので、キャラクターを理解するための掘り下げも十分です。

ヒロインらに対し、「頭もお股もゆるゆる」、「ジャリ餓鬼」、「くそったれ」、などと評する、昨今なかなか見られない毒舌は必見



一方で、各ヒロインについては根本的な情報量が不足しており、メインヒロイン(?)たる「佐治まこと」「ネーネ(主人公の姉、本名不詳)」は中でも群を抜いて心情描写が薄く、前者についてはいきなり「嫁にもらってくれ」という発言もあるため、話の根底が見えてくる終盤までは、各々の内情がわからず首を傾げることが多くなります。

見ず知らずの相手に好かれる、というのはある種幸せな幻想かもしれませんが、相手が何を考えているのかわからない「薄ら寒さ」はやはり禁じ得ません。

恐らく人格理解のために、と用意されたであろう作中での「掘り下げ」も、その大半の因子が過去に因っているため、作中の「現在」におけるヒロインらの情報不足には大きな貢献を果たしておらず、やや的外れな一面も散見できました。


唯一過去も心情もたっぷり用意されたヒロインが「オカマ」というのも悲しい話で、せめてメインヒロインを限定し、役割に応じた文章量の心情が用意されればもう少し相互理解可能な人間ドラマが描けたのかもしれません。




最後に。
個人的に気になったのは「挿絵」についてで、最後まで登場人物とイラストの人物をリンクさせる文章がないため、実は表紙に描かれた二人の女性が誰であるのか不明です。

ちびで釣り目、という容姿。かつメインヒロイン扱いなので、ショートカットの方が「佐治まこと」。隣の妖艶美女の該当者が「ネーネ」しかいないので「ネーネ」。ともちろん推測はできますが、本編の口調からこのイラストをおこしたとはどうにも思えず(特に後者)、挿絵が用意される意義があるのか疑問が残ります。

せめて作中で最も面白い動きをみせてくれる「くそったれ」こと『ヴォルグ2000』の容姿は是非イラストで拝みたかったですね。





気になった方は上記に留意しつつ購入を検討していただければ幸いです。









読了お疲れ様でした。




追記:
久々の小説感想で嫌になるくらい筆が進みませんでした。誤字多め、なんか文章が変なのはご愛嬌。

調べてみると2巻が出ているようで、1巻でしっかり完結されていたわけではないようです。雑感に書いた「犯人のリスク」についても追記があるかもしれませんので、あくまで1巻のみの感想として捉えていただければありがたいです。 *

冬の模様替えしました


いつまでもtop画が紅葉というのも何なので短時間で模様替えしました。

記事というよりは単調な報告です。


前回はこちら

fallblog-01.jpg



そして今回はこちらとなります。




テーマは殺風景。

いちおう【蛍雪】や【銀世界】というテーマもあったのですが、文字が山ほど並ぶブログでは目に優しくなかったので、白のコンセプトはそのままにグレーやベージュっぽい地味な感じにしてみました。


弄ったのは基本配色だけですが、アイコンなど見えない部分に手を加えたので不具合等ありましたらコメントをください。


次回は小説感想。とか言いつつ今しがた日記書いていることに半ば愕然としつつ、愛想笑いで切り抜けようと思います。ノーカン!ノーカン! *

漫画感想『+チック姉さん』






今回紹介する作品は、ヤングガンガンコミックスさん刊行、栗井茶著『+チック姉さん』です。




【簡単なあらすじ】

「姉さん」、「オカッパ」、「マキマキ」の三人で運営される模型部。しかし今年の新入部員はなし。

「バカヤロー、そんな寂しい青春が許されるとでも思っているのか」
「私の楽しい手品でお前の凍りついた心の扉をこじ開けてやる──」

模型部なのに模型で解決しようとしない「姉さん」たちの青春(?)コメディー。



【Good point】

うまい言い回しで笑いを取る小粋なジョークとは一線を画し、顔芸上等。物理法則と論理に真っ向から喧嘩を売る作風が何より面白い。
漫画の方向性としては、シュールなネタが大半である「日常」、顔芸他絵の粗さでも笑いを誘う「ギャグ漫画日和」に近いものがあります。

ただ一見すれば、四コマや日常系と言われるほのぼの漫画に表紙の雰囲気が似ているため。第一話からノンストップで迫る真っ黒ギャグのインパクトは他の追随を許しません

ギャグ漫画で一番大切なのは、やはり「笑えるか笑えないか」につきるので、『キルミーベイベー』『ヤンデレ彼女』『みなみけ』などの緩いギャグでは到底満足できない人にオススメです。


purasu-neesan02.jpg
(※姉さん)


【Bad point】

とはいえ合わなければ合わない。絵もそこそこ粗い。状況やら論理やらもほとんどない。
登場人物のほとんどが人並みに腹黒い

味が濃い分、好き嫌いに明確な差異が出てしまうのは必然です。嫌いな人には顔芸もあざとく見えるでしょうし、何度読み返しても笑えるだけの鮮度はありません。

現在所持する2巻まででもネタの被りが多く、笑いの幅の無さも気になりますね。良くも悪くも一発芸、といったところでしょうか。


purasu-neesan03.jpg
(※左:マキマキ 右:オカッパ)


【個人的な戯言】

オカッパの暴力ツッコミがたまりませんが、マキマキを中心とする話がほとんどないのが寂しいところ。
さほど美人でもないのに美人ぶる某同級生ネタは2巻のうち3~4度登場するがさほど面白く感じず。

とかく本作は鮮度が命。本を開いて一度目を通す際にどれだけ笑えるかで価値が決まる、といっても過言ではありませんね。


一応部分部分、色気や「萌え」に訴えかけるものがあるので、外見的にキャラクターを好きになれれば、見所が増えそう気もしますが、作風的にあまり期待しないほうが良さそうです。


purasu-neesan04.jpg



突拍子が無いながらも「濃い」ギャグを見たい人は是非読んでみてください。









読了お疲れ様でした。



purasu-neesan05.jpg


追記
漫画感想ばかりになってすいません、文章量が少ないのでどうしてもこちらに逃げがちに・・・・・・。
次回は小説感想を(おそらく)書かせていただきますので、よろしくお願いいたします。
*
twitter
ブログに対する掲示板の役割を兼ねておりますので、出来うる限りこちらにも目を通していただけるとありがたいです。

フォローしてくださるお方は「esplia」と検索して頂くと簡単に見つけられると思います。


espliaの生態


esplia

Author:esplia


【読書中小説】
神様のいない日曜日
幕末魔法士
KAGUYA~月の兎の銀の箱舟~
文学少女と死にたがりの道化
中の下!
曲矢さんのエア彼氏


【プレイ中(&予定)ゲーム】
黄昏のシンセミア
elona
グリザイアの果実
はつゆきさくら【済】
穢翼のユースティア【済】


【鑑賞中音楽】
嘆きの音
Dead End
borderland
少年よ我にかえれ
ノルエル
灰色の水曜日


【オススメゲーム】
FLYABLE HEART
永遠のアセリア(なるかな含)
遥かに仰ぎ、麗しの
装甲悪鬼村正
Fate stay night(hollow含)
てのひらを、たいように
月光のカルネヴァーレ
君の名残は静かに揺れて
BALDRシリーズ(戯画)
ひぐらしのなく頃にシリーズ
うみねこのなく頃にシリーズ
東方シリーズ(SLG、文、WS含)
夜明け前より瑠璃色な
CROSS†CHANNEL
リトルバスターズ!
CLANNAD
STEINS;GATE


恒久的に不定期更新ですが、
よろしくお願いします。

週一更新005


当ブログはリンクフリーです。
こちらから打診した場合は了承があるまでリンクには追加いたしません。

ブログ内検索
ブロとも申請フォーム
メールフォーム
相互リンクの申請は、
「ブロとも申請フォーム」
または、
ここにお願いします。

名前:
メール:
件名:
本文:



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。